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黄金の一杯

俺はダッジ・マグナムを駆り、春の日差しの中でのドライブを満喫していた。
ふと小腹が減ったので、目に留まった店に入った。
L.A.を放浪していた頃もよくこうして行き当たりばったりの食事を楽しんだものだ。
もっともうまい飯に出会ったことは一度もないが。
アメリカ人はきっと全員亜鉛不足に違いない。味が濃すぎる。

俺が今日入った店は、さっぱり味がウリのラーメン屋だった。
無添加・無化学調味料で、天然素材のみ使用という宣伝文句が店内にベタベタ貼られていた。
なるほど、これが最近流行のロハスというものかと思った。
言葉の意味はよくわからないが、俺の直感がそう告げた。

ラーメンを注文して5分後、一杯のドンブリが差し出された。
ラーメン屋の割にはやけに待たせるな、と思った。
おそらく店員は丹精を込め、丁寧な仕事をしていたのだろう。
これは期待できると思いながら、レンゲ一掬いのスープを口に運んだ。

薄い。
無添加・無化学調味料で、天然素材のみ使用というそのスープは明らかに味が薄かった。むしろ無調味といっても過言ではなかった。
カウンター前にぶら下げられたウルメイワシの干物は、いったいどこにその影を潜めていたのだろうか。

一杯を平らげて店を出た後、俺は食後の一服を楽しんだ。
食事で満たされなかった心の中を、柔らかな煙が埋めていった。
やはりラーメンはマルちゃんの「激めんワンタンメン」に限る。
俺はそう確信し、マグナムに乗り込んだ。
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